オレンジ色鮮やかなレッドパームオイル石鹸に挑戦!
今回私が挑戦したのは、レッドパームオイル石鹸。
パームオイルと言えば、健康にも環境にも悪いと言われますが、レッドパームオイルは、精製されていないパームオイルであり、環境に配慮した製造者を選べは、健康効果が高い優れたオイルなのです。
そして、石鹸作りをするにあたり、綺麗なオレンジ色を出すために、欠かせないオイルです。
日本に比べると四季が無いバリ島では、湿気も高くさほどお肌のトラブルは無いように思われますが、雨季と乾季の変わり目には、少しお肌の調子が崩れることがあります。そんな時のためにと、天然カロテン、ビタミンE、コエンザイムQ10も含み、傷や肌荒れの修復を助ける効果がある、と言われているレッドパームオイルを使った、お肌に優しくアンチエイジングに効果的な石鹸を作ってみました。
レシピ紹介
- オリーブオイル 240g
- ココナッツオイル 150g
- レッドパームオイル 125g
- ひまし油(キャスターオイル)30g
- シアバター 55g
- トータル 600g
- 苛性ソーダ 82.4g
- 精製水 204g
- オレンジ精油 適量
着色料を使わないので安心して使える綺麗なオレンジ色の石けんが出来上がりました。
このオレンジ色の正体はパームの赤い実に含まれる天然のカロテン。その量は人参の5倍〜10倍とも言われています。
石鹸作りで失敗しないコツ
手作り石鹸を始めて、かれこれ1年が経ちました。
これまで、実験だと思って、色々なレシピで作ってみましたが、大成功だって思える石鹸ができたのは、前回のローズマリー石鹸と、今回のレッドパームオイル石鹸です。
今までの石鹸も大きな失敗ではないのですが、納得のいくものではなかった。。。
その原因は、温度管理と混ぜ方にありました。
温度管理ですが、気温が年中30度近くあるバリ島なので、ココナッツオイルも白く固まることはまず無いので、苛性ソーダと精製水を混ぜた後、氷水でさまし、適当にオイルと混ぜ合わせていました。
でも前回のローズマリー石鹸で初めて使ったシアバターを溶かす目的も兼ねて、全てのオイルも温め、苛性ソーダ水と同じ48度くらいにしてから混ぜ合わせました。
次に混ぜ方ですが、初めての時は、ブレンダーを使わずに、トレースが出るまで3時間以上混ぜ続け、大変疲れました。
その後はブレンダーを使っていたのですが、トレースが早く出るというより、早すぎて型に入れる前に固くなってしまったり、熱を持ち、分離してしまったり。
後で分かったのですが、ブレンダーを使うにはコツがありました。
まず、最初からブレンダーを使わずに、10分は泡立て器を手に混ぜ続けます。
そして、ブレンダーに持ち替え、「5秒」混ぜます。
また泡立て器を持ち、ボウルの中が均一になるように、「1分」混ぜます。
理想のトレースが出るまで、これを繰り返します。
こうすることで、科学的根拠は私には分かりませんが、大成功しました。
レッドパームオイルの選び方
- オーガニック(有機栽培)のレッドパームオイルを選ぶ
有機栽培で育てられたアブラヤシは少なくとも、周囲の環境や生産者の健康に悪影響を及ぼすことはないのではないと思います。 - 元々の原産国(アフリカ、南米など)のレッドパームオイルを選ぶ
営利目的で大規模な開発が行われたインドネシアやマレーシアのパームオイルを避け、元々の原産国であったアフリカや南米のものを選ぶと良いと思います。
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